オリジナルウェブサービスを開発・運営するコンテンツイノベーション(港区浜松町1)は3月6日、イラスト専門SNS「PiXA(ピクサ)」をオープンした。
同サイトは、イラストを通じて作品との出会いやユーザー同士の交流を図ることを目的としたもので、登録すれば誰でも簡単にイラストの投稿、閲覧、評価、キーワード検索などを行うことができる。イラストは各人につき2枚ずつ表示することにより、過去の作品が埋もれてしまうのを防ぐ。また、自分の好きな「物」や「事」を表す「バッジ」を作成、「装着」して趣味や趣向をアピールし、同じ趣味を持つ人とコミュニケーションを取ることができるのが特徴。
バッジは「『猫バカ』です」「水玉中毒」「ロリィタファッション」「和服好き」「前髪パッツン」「メガネ」「ガンダム」など多種多様。従来のSNSのようにコミュニティーに入る方法ではなく、文字通りバッジを付けるイメージで「束縛のない自由な感覚で、気軽に共感できる」(同社)ことを目的とした。サイト開設から20日経過した時点で、登録者数は1,900人を突破。ほぼ口コミだけで広まったという。
同社広報担当の宮脇一暢さんは「SNSを『排他的で敷居が高い』と感じる人も多かったと思うが、もっと自由な気持ちでゆるいコミュニケーションを楽しんでほしいと思ったのが開設のきっかけ。たくさんの投稿をいただいており、毎日見るのが楽しい」と話す。
今後は、「見る」ことに徹した携帯版やiPhoneアプリの提供や、イラスト画像に含まれる色情報、輪郭情報から「同じテイストの画像」を絵をクリックするだけで調べられる日本未導入のシステム「類似画像検索エンジン」を実装する予定だという。そのほか、コンテストの開催なども定期的に行い、活性化を図る考え。