文教堂新橋店、閉店へ-収支改善の一環、カレッタ汐留店は存続

3月15日で閉店する文教堂新橋店。併設されたカフェも閉店する。

3月15日で閉店する文教堂新橋店。併設されたカフェも閉店する。

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 文教堂グループホールディングス(川崎市)は事業収支改善のため、新橋駅日比谷口前の「文教堂新橋店」(港区新橋1)を3月15日で閉店することを明らかにした。1年前に開店したばかりのカレッタ汐留店は今後も営業を続ける。

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 新橋店の閉店は、赤字是正のため同社が2009年8月期に向けて行っている事業改革の一環。インターネット普及の影響や不況のあおりで大型書店の破たんが続く中、同じく業績が伸び悩んでいた同社は1月16日、8月期までに全国214店舗のうち不採算店32店舗を順次閉店し、それに伴い100人の人員削減を行うと発表した。同17日から31日までに募集した希望退職には85人が応募したという。

 新橋店は2000年2月にオープンして以来、街の顔として9年間営業を続けてきた。駅からも近く、ビルの1・2階を占有した同エリア唯一の大型店。「エクセルシオール・カフェ」を併設した書店としてビジネスマンやOLを中心に利用者も少なくなかった。「無くなると困る」という声も聞かれるが、採算面で存続をカレッタ汐留店へ譲ることになった。同カフェも同日に閉店となる。

 閉店する32店舗のうち、都内は新橋店のほか光が丘店(練馬区)など4店舗。同社は今回の店舗整理と希望退職により9億6,200万円の特別損失を見込み、来期以降は6億円の増益を目指す。

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