RMIT大学日本校(ロイヤルメルボルン工科大学、港区新橋6)で11月6日、「美しいからだ」をテーマにした学園祭が行われ、近隣で働くサラリーマンやOLなどでにぎわった。
同スクールは1995年にオーストラリア公立のロイヤルメルボルン工科大学カイロプラクティック学科の日本校として開校した。現在の生徒数は約110人で、4年かけてカイロプラクティックを学ぶ。1995年から年に1度行われている学園祭は、もともと内輪向けに始めた姿勢検査のみだったという。「年々規模を拡大し、現在はイベントや講演、体験治療などに広がり、一般にも向けて行われるようになった」と学園祭実行委員長の松浦孝一郎さんは話す。開催時間は10時~19時。
学園祭の目玉は、姿勢検査とカイロプラクティックの無料体験コーナー。同学園卒業生で、すでに開業している国際基準のカイロプラクター14人が協力し施術を行った。毎年人気が高く、今年は74人が施術を受けたという。成人病検診で近くを訪れた港区在住の石井フジ子さん(78)は「学生さんに声をかけられ、姿勢検査をしたら背骨が曲がっていたので無料体験施術を受けた。カイロプラクティックは初めて。すぐに体が軽くなった」と話す。
「からだワークショップ」では、アロマテラピーやヨガの体験講座が行われたほか、別会場ではカイロプラクティックや痛みのメカニズム、マクロビオティックなどについての講演と芸人を招いてのライブが行われ、お笑い芸人の「なかのよいこ」「じゃけん」が会場を盛り上げた。
松浦さんは「カイロプラクティックは整体と同じと思われたり、誤解を多く受けたりしている。学園祭ではカイロプラクティックに対する理解を深めてほしいのと同時に、在校生と卒業生が一体感を持っていければ」と話す。