新橋に「タミヤ プラモデルファクトリー」-初日からビジネスマンでにぎわい

17日正午にオープンした「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」。往年のファンらが懐かしいプラモデルなどをひと目見ようと集まった。

17日正午にオープンした「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」。往年のファンらが懐かしいプラモデルなどをひと目見ようと集まった。

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 タミヤ(静岡市)の全商品4,000点をそろえた大型オフィシャルショップ「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」が9月17日正午、新橋4丁目にオープンした。店内は平日の昼間にもかかわらず、新橋エリアに勤務するビジネスマンを中心に大勢の人々でにぎわった。

内覧会に訪れたタミヤの社長ら

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 同16日に行われた内覧会で、同社の田宮昌行社長は「タミヤは今年創業50周年。記念すべき年にこのような事業ができることは幸せ」とコメントした。出店地に新橋を選んだことについては、「新橋はサラリーマンが真っ直ぐ帰らない街。同時に彼らは一度はプラモデルに触れたことのある世代。タミヤのポジションは『正統派オタク文化』であり、秋葉原では違うと感じた」と述べた。

 同店前には開店前からカメラを手にした数十人が集まり、シャッターが開くのを待ちわびた。半休を取って来たという銀座1丁目の会社に勤める男性会社員(39)は「今日は戦車のプラモデルを購入予定。夜10時まで店が開いているのがうれしい。会社帰りにも寄れるので、通ってしまいそう」といい、オープンの様子をカメラに納めていた。

 地下1階で組み立て式ラジコン戦車「ドイツ戦車パンサーG」(12,316円)を購入した男性(57)は、近所に勤める会社員。昼休みに通りかかってオープンを知ったという。「子どものころ、これの初期モデル『パンサータンク』を持っていた。懐かしくて思わず買った」と、一緒に訪れていた同僚と顔をほころばせた。

 横浜から妻と2歳の長男を連れて訪れた男性会社員(27)は、小学生のころ夢中になったというミニ四駆が目当て。「息子もミニ四駆が大好き。トレッサ横浜には毎週のように家族でミニ四駆を走らせに行っている。勤め先は豊洲なので、会社帰りに寄りたい」とうれしそうに話していた。

 イベントフロアとしてミニ四駆のサーキットを常設する予定の2階では現在、オープンを記念した「田宮模型の歴史展」が行われている。静岡本社から持って来たという貴重な資料や、初代ミニ四駆の「ホットショットJr.」(1986年発売)から「ネオファルコン」(2007年2月発売)まで155台を時系列で並べたパネル、珍しい1/16モデルを含むミリタリーものの情景作品(ジオラマ)などを展示している。

 今年3月にオープンした1号店トレッサ横浜店がカジュアル・ユーザーの集う場所であるの対し、2店舗目の新橋店は「かつてプラモデルに親しんだ人たちを呼び戻し、土日は家族を連れて来るような場所を目指した」(田宮社長)という。

 同店ではオープンを記念して、「ドイツ戦車パンサーG」特別仕様の完成品を限定販売するほか、購入額1,000円以上で「ダンガンレーサー組み立てキット」、3,000円以上でオリジナルボールペン、5,000円以上でボールペンと1/24スポーツカーや1/35MMなどが当たるクジの抽選券を進呈している。

 営業時間は、月曜~金曜=12時~22時、土曜・祝日=10時~20時。日曜定休。「田宮模型の歴史展」は9月22日まで。

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