カレッタ汐留内の「アド・ミュージアム東京」(港区東新橋1、TEL 03-6218-2500)で8月19日より、昭和30年代を象徴する当時の人気テレビ番組の無料上映会が始まった。同イベントは、現在行われている「広告青春時代 昭和の広告展[II]-昭和20年~45年-」の一環として、「放送ライブラリー」(横浜市)との共催で企画されたもの。
上映される番組は、アニメ4本、ドラマ3本。アニメは「月光仮面」(1958年)の第5話「祖国のために」、「鉄腕アトム」(1963年)の第1話「アトム誕生」、「狼少年ケン」(同)の第1話「二本足の狼」、「白馬童子」(1960年)の第1話「南蛮寺の決闘」、ドラマには「ダイヤル110番-上野発22時15分」(1962年)、「シャボン玉ホリデー-コーラス万歳!ピーナッツ」(1964年)、「七人の刑事-二人だけの銀座」がラインアップされている。
同イベントは、「CMと番組は表裏一体、にぎりずしのような関係。CMを展示するならCMで成り立っている民間放送の番組も紹介すべきなのではとの思いで特別に企画した」(アド・ミュージアム広報担当者)。また「当時はテレビが元気な時代。CMと番組の関係も1社1広告で、リアルタイムで見ていた世代は『名犬ラッシー』『ミツワ石鹸』など、番組とCMをセットで覚えている」といったことも上映を決めた背景にあるという。
7月30日から展示が始まった昭和の広告展では、昭和30年代のシンボルだった「街頭テレビ」も館内に設置。同じく当時のシンボル「力道山」のプロレス中継のビデオ映像を放映している。「街頭テレビを知らない世代に当時の雰囲気を体感してもらえたら」(同)とも。
上映時間は火曜~土曜の11時30分~13時30分、14時~16時、16時~18時で、アニメとドラマを交互に上映する。日曜・月曜休館。入場無料。8月30日まで。
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