「旨唐揚げと居酒メシ ミライザカ 新橋銀座口ガード下店」(港区新橋1、TEL 03-3539-2158)で現在、アバターによるリモート接客の実証実験が行われている。
同店を運営する「ワタミ」(大田区)と、飲食店向けアバター接客サービス業を展開する「アバターダイニングラボ(品川区)が共同で行う同実験。リモート環境からオーダー受注、商品のお薦め、客とのコミュニケーションなどの接客を行う。店先に設置した大型サイネージを通して、店の紹介、空席情報などの案内も行う。
ワタミによると、同実証実験により、移動時間なしの同時複数拠点対応、遠方からの勤務、隙間時間などを使った副業人材の活用、外国語対応ができる人材の活用など、リモート接客での新たな雇用創出や、さまざまな制約を超えた働き方の実現を模索してくという。
ワタミのマーケティング本部の竹下慎一部長は「席が盛り上がる話題の提供や、簡単なゲームや占いなどアバターだからできる画面を使ったコンテンツを用意している。会話の中で、自然にメニューのお薦めをすることで、普段は頼まないメニューを注文するお客さまもいた」と話す。
「画面上にアバター呼び出しボタンを表示する、『アバターチャンス』と銘打った企画も用意している。一度会話し、その後2回3回とボタンを押して呼び出してくれるお客さまもおり、楽しんでいただけていると感じている、今までにない新たな飲食体験をぜひ楽しんでもらいたい」とも。
実施時間は18時~23時。8月11日~16日休止。8月29日まで。