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港区立みなと科学館でビデオカメラ展 子ども向け体験コーナーも

ビデオカメラの構造が学べる全長約2メートルの大型パネル

ビデオカメラの構造が学べる全長約2メートルの大型パネル

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 企画展「ビデオカメラのいま・むかし-みんなの思いを映す技術-」が現在、港区立みなと科学館(港区虎ノ門3)で開催されている。

1985年ごろまでNHKで使われていたテレビカメラ

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 「まちに息づく科学の発展と探究」をコンセプトに2020年6月にオープンした同施設。星空や鉄道、化粧などのテーマで企画展を開催してきた。今回は、国立科学博物館の「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録されているカメラやビデオが港区に10件以上あることから、ビデオカメラと港区の関係に注目し、同企画展を開催した。

 同企画展では、港区周辺地域のビデオカメラ産業発展の歴史を中心に、その背景と実際に開発された製品や技術を時系列で紹介する。ビデオカメラの発達に伴う用途の広がり、人との関わりについても考察する。

 実物展示コーナーでは、ビデオデッキ一体型のビデオカメラや8ミリビデオカメラなどの実物を展示。最新性能のビデオカメラも展示し、カメラの形や重さ、性能、撮影スタイルがどのように変化してきたかを紹介する。体験コーナーでは、子ども向けに映像の仕組みを学べる工作コーナーを設け、映像機器開発者によるトークショーや、報道カメラマンとして数々の現場経験者による講座など関連イベントも実施する。

 広報担当者の滝沢真一郎さんは「アナログからデジタルへの移行、小型・軽量・高精細化、スマホやドローンなど、目まぐるしく進化してきたビデオカメラ技術の変遷を、大きな年表や貴重な昔のビデオカメラの実物とともに紹介している」と話す。「大人にとっては懐かしい展示も多い。お子さまにも楽しんでもらえるクロマキーを使ったイベントも開催しているので、幅広い年代の人に来場してもらいたい」とも。

 開催時間は9時~20時。入場無料。11月13日まで。

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