今年2月に突如幕を下ろした虎ノ門のそば所「港屋」が、9月9日にカップ麺の提供を始めた。販売元は日清食品(新宿区)。
西新橋3丁目に店を構えていた同店。2002(平成14)年のオープン以来、近隣のサラリーマンや多くの人々から親しまれ、昼時には毎日長蛇の列ができるほどだったが、今年2月に突如幕を下ろした。店前には「どうやら寿命が来た様です」(原文ママ)と書かれた貼り紙が一枚掲出されていた。
今回、同店の元店主である菊地剛志さん監修の下、カップ麺「虎ノ門 港屋 辛香るラー油の鶏そば」を発売した。カップ麺の中身とは別に、港屋のラー油をイメージした「港屋 辛香るラー油」を同封する。
菊地さんは「2月に『虎ノ門 港屋』の幕を下ろし、私自身は引退したが、カップ麺を通じてファンの皆さまとつながり、新しいカップ麺文化をつくっていけたらどんなにすてきかと思う」と話す。「老若男女皆さまにお召し上がりいただきたいと思っているが、港屋ブランドとなると、一生懸命に日本を創っていらっしゃるサラリーマンの皆さまが似合うかもしれない」とも。
価格は228円(税抜き)。全国のコンビニなどで販売。