新橋の警備・ビル管理会社ユニティガードシステム(港区西新橋1)で3月13日、普段の食事について考えるイベント「みんなのお食事パトロール」が開催された。
同社が2017年9月に発足した「ゆにのわ」プロジェクトの一環。同プロジェクトは、「社員の9割が外勤のためお互いの顔が見えにくい」という課題を抱えていた同社が、「自由な雰囲気で、社員がコーヒーを飲みながら語り合ったり、研修を受けたりできる場を作りたい」と思ったのがきっかけ。2016年3月に社内を改装し「ユニティダイアログバー」をオープン。社外の人も徐々に訪れるようになり、社内外に開かれた交流の場を作っていこうとプロジェクト化したという。
同社管理本部の太刀川恭子さんが、地元のスムージー店「ベジフル」に通っていたところ、同店を営む生田目広子さんの「働く人を元気にしたい」という思いに共感。同プロジェクトの一環として、日々の食事をテーマにした栄養講座を開くことになったという。
当日は、管理栄養士でもある生田目さんと虎ノ門で月に1度イベントを行う助産師・看護師の高杉絵里さんを講師に招き、普段の自分たちの食事について学んだ。
地域で働くサラリーマンを中心に同社内外から12人が参加。体重や健康が気になり始めたという40代男性や、忙しくても食事には気を使いたいという20~30代の女性が多かったという。参加者に1日の食事を撮影してきてもらい、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素がバランスよく取れているかをチェックした。
参加者からは「自分の食事を他の人の食事と見比べるのが楽しくて、面白い発見があった」「5大栄養素を1食内でバランスよく取ることでエネルギー効率が上がると知って、今後役立てていきたいと思った」「もっと栄養のことが知りたくなった。次回パート2を楽しみにしている」などの声が寄せられた。
太刀川さんは「虎ノ門・西新橋エリアは、会社や商店が多く、とても面白い街だと思う。多様な背景・価値観を持つ人たちが出会うことで、それぞれの世界が広がっていったらすてき。本活動は始まったばかりだが、私自身もさまざまな出会いを通じて成長していきたい。一人一人の個性が輝き、訪れるとわくわく楽しい発見がある、そんな場をみんなで作っていけたら」と話す。