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汐留でアートフェスティバル 現役美大生による「Pillar Art コンペティション」も

「Pillar Art コンペティション」の様子

「Pillar Art コンペティション」の様子

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 汐留シオサイトの公共地下歩道で現在、「汐留ストリートフェスティバル2017 -SUMMER-」が行われている。

昨年の様子

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 同施設では2002年の完成以来、単なるオフィスの集まりではなく、地域としてのコミュニケーションが感じられる都市づくりを目指し、地下歩道でも数多くのイベントを開催している。

 2015年から始まった同イベントは今年で3回目。今年は「ここでしかできないアート体験」をテーマに、若手クリエーターによるオリジナルグッズの展示販売や体験ができる「アートマーケット」、現役美大生が地下歩道の柱をキャンパスに見立ててアート作品を自由制作する「Pillar Art コンペティション」などを展開する。

 同コンペティションでは、女子美術大学、多摩美術大学、東京藝術大学、東京造形大学、武蔵野美術大学の5校から学生を2チーム(個人も可)ずつ選抜し、16日間で作品を完成させる。審査員は美術家の白井美穂さん、アートプロデューサーの山口裕美さん、同ビル群のアートプロデューサー雨海武さん。共通のテーマなどは設けず、「学生自身が柱と聞いて浮かんだイメージを膨らませ、自分なりに出した答えを絵として描いてもらう」という。

 昨年の開催時には180万人が訪れたという同イベント。事務局の鈴木健史さんは「普段は、汐留で働く人が主で、若者層はなかなか訪れる機会がないが、ストリートフェスの期間は若者特有の活気がみちあふれる」と話す。

 期間中、会場では外国人観光客向けに日本文化を訴求するワークショップとして、風呂敷包み、凧絵、折り紙、家紋づくりなどの体験ができる「ハロー!JAPONISM」、子ども向けワークショップ「Kidsファクトリー」なども行う。

 鈴木さんは「美大生が絵を描いている姿を生で見る機会というのはほかではあまりないと思う。二度三度と足を運んでいただくと、刻々と柱に生命が吹き込まれていくのが分かる。この機会に汐留に足を運んでいただければ」と呼びかける。

 開催時間は11時~18時30分(「ハロー!JAPONISM」、「Kidsファクトリー」は17時まで)。今月20日まで。

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