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虎ノ門ヒルズ、「ビジネスタワー」と高さ日本一の「レジデンスタワー」起工

虎ノ門ヒルズエリア「グローバルビジネスセンター」構想
地鎮祭で鍬(くわ)入れの儀を行う、森ビルの辻慎吾社長

虎ノ門ヒルズエリア「グローバルビジネスセンター」構想 地鎮祭で鍬(くわ)入れの儀を行う、森ビルの辻慎吾社長

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 森ビル(港区)は1月18日、「虎ノ門ヒルズ」(港区虎ノ門1)エリアの大規模開発「国際新都心・グローバルビジネスセンター」構想の詳細について発表した。

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 既存の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」に隣接する形で、新たに「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」(2019年12月竣工予定)および「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」(2020年4月竣工予定)、日比谷線虎ノ門新駅(2020年供用開始予定)と、それに直結する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(2022年竣工目標)が加わり、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積7.5ヘクタール、延べ床面積80万平行メートルに拡大される。同日、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」と「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の起工式が行われた。

 「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」は地上36階建てのオフィスタワーで、総貸室面積約9万4000平方メートルの国際水準のオフィスと約6300平方メートルの商業施設からなる。「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」は地上54階建てで、高さは住宅棟としては日本一の約220メートル。約550戸の住宅を用意する。子育て支援施設やスパ、店舗なども予定。

 両タワーの外観デザインをクリストフ・インゲンホーフェンさん、ビジネスタワーの商業施設インテリアデザインを片山正通さん、レジデンシャルタワーのインテリアデザインをトニー・チーさんなど、世界的な建築家やデザイナーが協働して手掛ける。

 森ビルの辻慎吾社長は「グローバルビジネスセンター構想で誕生するのは、単なる超高層ビルではなく、既存の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」と併せ一つの都市として創り上げ、一体的に運営することによって、虎ノ門エリアの価値、本事業の価値を2倍、3倍にも高めたい」と意気込む。

 起工式に参列した地元書店「虎ノ門書房」の吉岡広一郎社長は、「今回の大規模開発は、雑居ビルを一つ造ろうという話ではなく、都市レベルのものをまるごと造ろうという、とても大きな話。虎ノ門エリアは、これまで霞が関官公庁街の隣として発展してきたが、いくつもの再開発プロジェクトが進む中、時代の流れに合わせて、われわれ自身も変わっていくしかない」と話す。

 老舗煎餅店「きや」の森田徹社長は、「虎ノ門かいわいで働く人、住む人がさらに増えて、平日、休日ともに人の流れやにぎわいも大きく変わっていくだろう。街で商売をする側としては、人が増えて、街がにぎわってくれることは歓迎するし、期待する」と話す。

 1月24日には「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の地鎮祭も執り行われた。

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