芝新堀町児童遊園(港区芝2)で7月29日・30日、「芝まつり」が開催された。
同祭りは、40年以上続く地域の夏祭りイベントとして親しまれている。主催は芝商店会。
29日は商店会会員でもあるプロレス団体「ゼロワン」による、毎年恒例のプロレス興行(芝大会)が行われた。30日は、地域の子どもたち向けに昔懐かしいゲーム遊びや飲食店など約20店舗が出店し、お笑い芸人なども登場。両日とも地域の人々が協力し合い祭りを盛り上げた。
地元IT企業で、「街でのヒト・モノ・コトを おもしろく!」をキャッチフレーズに活動する「クウジット」は、昨年に続きインタラクティブゲーム「笑顔バトルゲーム」を出展した。同ゲームには、激辛メニューを売り出す商店街活性化企画「芝辛 激辛ストリート」のキャラクター「カラビットくん」が登場する。
プレーヤーが専用デジタルサイネージの前に立って「カラビットくん」の合図で笑顔をつくると、自動的に笑顔度が計測され、笑顔度の高い人には王冠、その他の人には悪役キャラ「ワルビット」のお面をかぶされてしまう内容。参加人数分のコインが自動的に排出され、勝者はコインを仲間と分け合っていた。同ゲームを体験した親子は「普段は笑わないうちの子どもがこんなに笑うなんて」と笑顔で語った。さらに同ゲームを企画制作したクウジット代表の末吉さんは「こういった事例がひとつひとつ増えて笑顔促進につながれば嬉しい」と語る。
芝商店会会長の金子全宏(まさひろ)さんは「昔なつかしのアナログゲームとデジタルゲームが、芝まつり全体としてもおもしろい体験となっている。ぜひ今後も商店街を盛り上げるべくコラボレーションしていきたい」と話す。