西新橋の新虎通り沿いに4月20日、米発サンフランシスコのカフェ「BICYCLE COFFEE TOKYO CAFE&ROASTERY(バイシクル・コーヒー トーキョー カフェ アンド ロースタリー)」(港区西新橋2)がオープンした。
フェアトレードによって取引されたコーヒー豆のみを使い、焙煎(ばいせん)したてのコーヒーを自転車で配達する同店。これまで配達のみを行っていた葛飾区金町の焙煎所を移転、新たにカフェを併設するかたちでオープンした。席数は、店内4席、店外10席。テークアウトがメイン。
バイシクル・コーヒーは米サンフランシスコベイエリアのコーヒー会社で、中南米のコーヒー農家の実直な仕事と、公平でない取引により逼迫(ひっぱく)した生活を強いられる農家を目の当たりにしたことをきっかけに創設されたという。フェアトレードで仕入れたオーガニックコーヒーを自家焙煎し、人力で配達することを経営理念としている。
日本支部は2014年、スポーツ・アウトドア用品を輸入販売する「サンウエスト」が同社の理念に共鳴し設立。葛飾を拠点に、オーガニック食品を扱う飲食店や雑貨店などに配達を行ってきた。
今回の移転について、スタッフの成田裕作さんは「新虎エリアは都心部で開発が進むエリアのため、新たな需要が期待できると思った。コーヒーと自転車の2つで、新たな層の集客とローカルコミュニケーションを活性化したい」と話す。
メニューは「ホットコーヒー」「アイスコーヒー」(以上400円)、「コーヒー豆」(1,620円)。Tシャツやバックなどオリジナルグッズも販売する。
営業時間は8時~17時。土曜・日曜・祝日定休。