日比谷通り沿いにあるイベントスペース「Forum S+ 西新橋」(港区西新橋2)で4月23日、地域の防災力の向上を目的としたイベント「防災新橋2015」が開催される。主催は新橋を中心に総合ビル事業を展開するサンブリヂグループ(港区)。
2013年からはじめた同イベント、今年は「使いながら備える!オフィス&家庭のローリングストック防災術」をテーマに、展示・実演を行う。「ローリングストック」は、「ローリング(回転させる)+ストック(蓄える)」=「非常食を日常的に回転させながら蓄える」という新しい備蓄法のこと。長期保存の非常食を気が付いたら消費期限を大幅に過ぎていたなどの事態に陥らないために、日常的に非常食を「食べる」「買い足す」を繰り返し、常に新しい非常食を備蓄する方法という。
当日は、普段使いできる防災備蓄品として、災害用ベンダーや度数調節メガネ、コンパクト寝具などの展示および一部販売も行う。体験もできるほか、岡村製作所と防災備蓄アドバイザーの岡部梨恵子さんが監修する「家庭とオフィスの防災備蓄」や、普段食べる機会が少ない非常食を体験できる「非常食食堂」、NPO法人日本トイレ研究所が協力する「災害時、トイレどうする?」などの企画も展開する。
災害時のトイレ対策について、安全配慮義務などの法的な視点からトイレ対策の必要性を解説する防災セミナー(18時30分~20時30分、参加無料)も同時開催する。
担当者の秋泉さんは「いろいろな分野の防災情報を集めているので、『防災について何から手を付けたらいいのか分からない』という方から、『防災対策はしているけど今のやり方で大丈夫か不安』という方まで、多くの人に見ていただきたい内容になっている」と話す。
開催時間は10時~14時。