新橋の赤レンガ通りで5月26日、「新橋赤レンガ通り発展会」の婦人部「レディース会」による花の植栽が行われた。
場所は、新橋2丁目交差点から新橋3丁目の城南信用金庫までの約300メートル。男性数人を含む参加者20人は、数メートルおきにある街路樹の根元の雑草を抜き、マリーゴールドやインパチェンスなどの花々数百株を植えた。昨年は震災の影響で春の植栽は行わず、今年は2年ぶり。89歳の女性会員も元気に参加し、周囲を驚かせた。
歩道への植栽は9年前、新橋赤レンガ通り発展会会長の高木正夫さん(72)がレディース会を発足したときに始まったもの。現在5期目を務める高木さんは、「男性会員と違い、女性はなかなか交流の機会を持てない。コミュニケーションのきっかけとしてレディース会を立ち上げた」と話す。女性でも参加しやすいよう、参加費を抑えるなど行事も工夫。「今ではイベント参加者の半数以上が女性」となった。会の運営を男性が行うのが「和気あいあいとなる秘訣(ひけつ)」と高木さん。
赤レンガ通り発展会は、赤レンガ通りで商売する個人店舗や企業など80社(店)が加盟する商店会。赤レンガ通りは新橋2丁目交差点から愛宕警察署までの900メートルで、同会のエリアは新橋の中で最も広範囲に及ぶ。