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西新橋に銀座料亭経営の立ち飲み店-スッポンだし使用のつまみも

女性客を意識したデザインにしたという

女性客を意識したデザインにしたという

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 西新橋一・二丁目交差点付近に立ち飲み店「J-KITCHEN」(港区西新橋1、TEL 03-5510-9577)がオープンして1カ月になる。場所は6月末に閉店したあんかけパスタ専門店「あんかけ堂新橋店」跡。

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 同店を運営するのは、銀座7丁目でクラブ「ラウンジ椿」と料亭「銀食ますだ」を経営する増田真弓さん。新店舗をこれまでと趣向の違う立ち飲み店としたのは、「時代と場所を考慮して」。店舗名は「日本の台所(=Japanese Kitchen)」の意から。

 店内は以前の内装を無駄なく活用した。立ち飲み店ではあまりテーブルの奥行きが必要ないことから、既存のカウンターを裁断。反対側の壁に取り付け、もう一つのカウンターとした。店舗面積は約12坪、定員は25人。

 料理は店長の山口智恵子さんと「銀食ますだ」の板前がプロデュース。食材には「銀食ますだ」で使用する高級素材も多い。「旨塩こぶキャベツサラダ」の昆布は、スッポンを調理する際に出るだしで煮る。「自慢の酒盗トースト」も同店のメニューから。「女将さんのポテトサラダ」「女将さんの昔なつかしコロッケ」「和風ピクルス」(以上350円)など、増田さん手作りの料理も。

 山口さんは地元横須賀から新橋に通う。メニューには山口さんがどぶ板通りの飲食店で学んだ米兵直伝の「横須賀仕込みのチリビーンズ」(400円)やフライドポテトにチリビーンズをトッピングした「チリビーンズポテト」(350円)、「横須賀仕込みのタコス」(500円)など、海軍の街・横須賀の味も並ぶ。

 ドリンク類は、サワー(300円~)、ビール(350円)、ホッピー(400円)、日本酒(500円~)、ホッピー(400円)、ワイン、シャンパン(600円)、ハイリキボトル(1000円)など。日本酒は「女将が選んだこだわりの逸品」(山口さん)。飲み物に料理一品が付く「お疲れさま」セット(500円)も用意する。

 銀座2店の常連客も立ち寄るが、「立ち飲みは初体験」「ホッピーを初め飲んだ」「なぜこんなに安いのか」と、銀座との「文化」の違いに驚くという。来年をめどにランチも検討中で、「先々は大阪にも出店してみたい」とも。

 営業時間は、16時~22時30分。土曜・日曜・祝日定休。

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