昨年11月より改修工事が進められていたJR新橋駅・汐留口改札付近の構内トイレが5月16日から使用可能となった。
工事は、昨年11月より始まった東海道線新橋駅のバリアフリー設備整備・耐震対策・駅構内混雑緩和を目的とした改良工事の一環。汐留口改札のトイレには柱の梁(はり)があり、耐震強化工事を行うに際し、トイレも解体する必要があったという。
刷新されたトイレの広さは75平方メートル。右手前が男性用で左奥が女性用。男性用は小便器5台・個室3室、女性用には和式1室・オムツ交換台付き1室を含む洋式3室を設けたほか、洗面台4つ、化粧用鏡面も設置。傘用フックをも設置するなど、細やかな部分まで配慮した。
従来のトイレは旧国鉄時代からのもの。「場所が分かりづらい」といった声や、男女トイレの位置が逆だったことにより「女性のトイレが丸見え」といった苦言が寄せられていた。「新しくなってからはそうした声がピタリとなくなった」(同社広報担当者)という。新トイレは白を基調にした清潔感あるシンプルなデザイン。
今後、バリアフリー化工事と並行して、構内残り3カ所のトイレも順次改装が予定されている。