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いわき市アンテナショップ「いわき・ら・ら」3月閉店へ-事業縮小で

閉店が決まったいわき市のアンテナショップ「いわき・ら・ら」。常連客からは閉店を惜しむ声も

閉店が決まったいわき市のアンテナショップ「いわき・ら・ら」。常連客からは閉店を惜しむ声も

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 いわき観光まちづくりビューロー(福島県いわき市)は12月1日、ニュー新橋ビル1階のいわき市アンテナショップ「いわき・ら・ら」(港区新橋2、TEL 03-3592-2247)を来年3月で閉店すると発表した。

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 閉店は、必要性の是非を問う声などを反映した事業縮小によるもの。いわき市東京事務所の早川憲明さんは「(運営は)広告宣伝費と捉えれば低コストだが、収支だけ考えると赤字。費用対効果が見えにくいことで、存続を決定付ける弁明は難しい」と話す。

 市町村がアンテナショップを構える事例は少なく、全国でも京都市、三浦市(神奈川県)、熱海市(静岡県)、鶴岡市(山形県)のみ。熱海市と鶴岡市は情報発信がメーンで物販は一部にとどまる。都内には福島県のアンテナショップ「ふくしま市場」(江戸川区)と「福島県八重洲観光交流館」(中央区)もあるため、人口35万人の市町村が単独で運営する意義を疑問視する声もあったという。

 同店はいわき市の認知向上を目的として1994年にオープン。店舗面積は約71平方メートルで、メヒカリなどの海産物や現地直送の野菜、加工品や菓子などいわき市の特産品約400アイテムを取り扱ってきた。新橋駅高架下にあった「けいきゅう新橋店」撤退後は野菜を中心に売り上げを伸ばすなど、地元の利用も少なくなかった。

 正確な閉店日は未定だが、撤収作業があるため3月初旬には営業を終了する予定。東京事務所は今後も新橋に拠点を置く。「アンテナショップ閉店後は、こいち祭などのイベントを通じて新橋と関わっていく」と早川さん。「都内の物産イベントなどにも出展する機会があるので、そちらにも来てもらえたら」とも。

 営業時間は10時30分~19時。土曜・日曜・祝日定休。

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