東京モノレール（港区浜松町2）は10月21日、羽田空港国際化と新駅開業を記念した特別車両「フラワートレイン」の運行を開始した。フラワートレインは1964（昭和39）年のモノレール開通記念以来、2度目。

　羽田空港は今月31日より世界20カ国の都市との国際線定期便の就航が予定されている。同社ではそれに伴い、羽田空港国際線ビル駅を開業。「セカイ、スカイ、チカイ」をキャッチコピーに、浜松町から同駅までを最速13分で結ぶ利便性をアピールする。フラワートレインはそのPRの一環。

　ラッピングは「セカイとつながるモノレール」をコンセプトにデザイン。官公庁の訪日観光のキャッチフレーズ「Japan Endress Discovery～尽きることのない感動に出会える国、日本～」のロゴマーク、国際線定期便が就航する国花（州・都市を含む）のイラスト、国内2・海外15の航空会社のロゴなどを盛り込んだ。

　当日は、同駅上りホームで中村弘之同社社長ら6人の関係者によりテープカットが行われた。7時25分、浜松町駅7時7分発のフラワートレイン1番列車到着。新ユニホームに身を包んだ同駅駅長の石坂順子さんら7人がくす玉を割り、汽笛とともに列車を見送った。

　フラワートレインの運行は12月20日までの予定。