JR東日本、新橋駅改良工事概要を発表-11月着工へ

複雑に区切られていた構内が広くすっきりする予定のJR新橋駅

複雑に区切られていた構内が広くすっきりする予定のJR新橋駅

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 JR東日本は9月2日、これまでベールに包まれていたJR新橋駅(港区新橋2)の改良工事について概要を発表した。工事内容は、エレベーター設置などのバリアフリー設備の整備、耐震対策、南北に分断されている駅構内の一体化など。着工は11月で、全工程の終了は2016年度以降の見込み。

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 JR新橋駅は、東海道線・山手線・京浜東北線・横須賀線が乗り入れ、東京メトロ銀座線や都営地下鉄浅草線、東京臨海新交通臨海線ゆりかもめが隣接する大規模な駅。1日当たりの乗降者数は25万人に上るが、構内にはエレベーターがなく、コンコースも狭く混雑を極めていた。

 今回の改良工事ではこの混雑を緩和するため、南側の烏森口と北側の日比谷口・銀座口側に分断されていた改札内コンコースを連結拡張する。これにより、構内の階段を上り下りせずに任意の出口に行くことができるようになる。同工事は2013年までに暫定的に南北を一体化した後、拡張工事を行う。

 同時にこれまでなかったエレベーターを2016年度までに改札内コンコース、東海道線ホーム、山手線・京浜東北線ホーム、横須賀線ホームの5カ所に設置。東京方には新たに3基のエスカレーターも追加する。耐震については、東海道線の鉄筋コンクリート高架橋の耐震補強を2013年度までに完了し、以降山手線・京浜東北線のレンガアーチ高架橋の補強・改築を順次行う予定。

 構内に残る店舗について同社広報担当者は「タイミングにもよるが」と前置きしたうえで、「工事の進ちょく状況に合わせ順次閉店になる見通し」と話す。

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