新橋経済新聞の2010年上半期PV（ページビュー）ランキング1位に、「京都オークラの人気商品『食べるラー油』、オークラ東京でも販売開始」が輝いた。ランキングは、今年1月1日から6月30日 までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。

　上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. 京都オークラの人気商品「食べるラー油」、オークラ東京でも販売開始（3/19）2. 「不便になった」－けいきゅう新橋閉店に戸惑う市民、新店舗の行方は（3/5）3. 新橋駅に ワンコイン立ち食い食堂－つけ麺店と居酒屋がコラボで（4/7）4. 東京モノレール、半日運休－羽田空港国際線ビル駅への線路延伸で（4/5）5. 西新橋のオムライス専門店、開店1カ月で行列も－週替わりソースも開始（6/1）
6. 関西のセルフうどん「つるまる」、新橋に東京初出店－ぶっかけは280円(2/19)
7. 新橋にご当地グルメ専門店－全国47都道府県の名物料理を1品ずつ(2/3)
8. 新橋に自家製パンを 焼くタパスバー－食材は毎朝鎌倉で買い付け(5/15)
9. 新橋につけ麺店「隅田」－魚介ととんこつベースのあっさり味で客層幅広く(3/29)
10. 新橋の人気ラーメ ン店が2カ月の休業経て営業再開－初日から行列続く(4/2)

　他の追随を許さずトップに躍り出たホテルオークラ東京の「食べるラー油」は、編集部にも問い合せが続くほどの話題に。同ラー油は京都オークラの中国料理レストランで作られていたが、記事掲載後の反響が大きく、「東京だけでも3月からこれまでに4万本が売れた。全体ではこの1年で18万本。手作りでは限界となり工場で製造することになった」（ホテルオークラ広報担当者）という。もちろん「味は以前と変わらない」とも。

　2位のけいきゅうストア閉店に関する記事は、個人ブログなどでも議論が交わされた。その多くが「なぜ？」「良い店だったのに…」といったもの。新橋駅改修工事に絡んだJRによる退去勧告は続いており、6月26日には「牛めしげんき」「新橋ステーションバーバー」が閉店、30日にはガード下のワンコインバー「CROW FOREST」が閉店、神田に移転した。

　今回のランキングには飲食関連の記事が過半数を占めた。社会全体の不況意識が続く中、全体的に麺類やワンコイン、300円居酒屋など、「安さ」への需要が目立つのも特徴。新橋エリアでは、昨年から今年にかけ、つけ麺店やラーメン店のオープンが相次いでおり、その動向を反映した結果となった。5位・7位・8位では、こだわりのメニューを提供する小規模店が健闘した。

　11位以下にも、再開発や駅改修工事に伴う閉店やB級グルメの飲食店記事が並ぶ。新橋経済新聞では、今後も街の変化を追っていきたい。