浜松町で「ワイルドライフアート展」-自然保護を訴える作家グループが企画

野生生物が住む環境で実際に作家が体験したことを話す講演や実演も今回の見どころのひとつ

野生生物が住む環境で実際に作家が体験したことを話す講演や実演も今回の見どころのひとつ

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 浜松町の環境学習施設「港区立エコプラザ」(港区浜松町1、TEL 03-5404-7764)で4月28日より、「WILD LIFE ART-ワイルドライフアート企画展」が開催されている。

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 「ワイルドライフアート」は、1970年代にアメリカ・カナダで確立された野生動物をモチーフにした芸術分野。日本ではまだ認知度の低い分野だが、同アートを手がけ自然保護を広くアピールする日本のアーティストグループ「ジオアートワークス」が、環境をテーマに含むアート企画展で話題を集めていた同施設を知ったことがきっかけで今回の展示が実現した。

 参加するのは、同グループで野生動物と大自然を色鉛筆とガッシュで精密に描くきむらけいさん、使用済みの割りばしで寄木細工の手法を用いて水中生物の生態を表現する小池正孝さん、木板の木目を生かして日本の渓流魚を描く佐藤忠雄さん、ペーパークラフトでユニークに擬人化された昆虫を表現する斉藤卓治さん、花や昆虫、動物など日本の自然生物を写実絵画で描く狼林(ろうりん)さんの5人。

 会期中、「熊はなぜ人を襲うことがあるのか」(28日18時~、5月9日15時~)、「日本の深山幽谷で遭遇した神秘的体験」(5月1日18時~、2日15時~)をテーマに作家が講演を行う。そのほか、「割りばしアート」(5月3日・4日15時~)やペーパークラフトの実演・講習(5月10日、実演=13時~、講習=15時)、参加型体験セミナー「木彩画を体験しよう」(5月5日・6日15時~)などのプログラムも用意する。

 エコプラザ運営代表の池田正昭さんは「作家それぞれに作風や表現の対象物が違うが、どれもみな非常に『リアル』。それを肌で感じてもらいたい」と話す。

 開催時間は9時30分~20時。入場無料。5月10日まで(期間中無休)。

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