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虎ノ門で体験型展覧会「デザインあ展neo」 「モノ」から「行動(動詞)」へ

「たべる」「すわる」など動詞をテーマにした展示

「たべる」「すわる」など動詞をテーマにした展示

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 NHK・Eテレ番組「デザインあneo」の体験型展覧会「デザインあ展neo」が4月18日、虎ノ門ヒルズ・ステーションタワー45階「TOKYO NODE(東京ノード)」で始まる。

(左から)レセプションであいさつをした、映像ディレクターの中村勇吾さん、総合ディレクターの佐藤卓さん、音楽ディレクターの蓮沼執太さん

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 2013(平成25)年は東京ミッドタウン「21_21 DESIGN SIGHT」で、2018(平成30)年~2021(令和3)年は日本科学未来館、富山県美術館など全国6カ所の美術館で「デザインあ展」として開催してきた同展。3回目となる今回は、「デザインあ展neo」として「あるく」「たべる」「すわる」「もつ」など、日常の中で行う「行為(動詞)」をテーマに展示を行う。来場者は自分の体を使って作品を体感していく。

 入り口付近の天井には大きな「あ」をつり下げ、展示は「はかる」「はく」「うつ」「まわす」「そろえる」などさまざまな動詞と動詞にまつわる展示「動詞の庭」から始まる。「あるく」ではスクランブル交差点をぶつからずに歩く人たちの動線を展示する「だれもぶつからない」、さまざまな靴底の跡をつけていく「くつ底ハイキング」、「たべる」では箸を使った動作を展示する「ひとくち あーん」、箸に挟まれる体験をする「たべられるきもち」、「すわる」では学校のイスをさまざまな形に変えた「学童イスのゆめ」、世の中から座るという行為をなくした絵「すわらない世界」、「もつ」ではさまざまな「モノ」の持ち手を展示する「もちてのむれ」、さまざまな形のブロックの持ち心地を体感する「もちごこち」などを展開する。このほか、「こわす」「のぞく」「すてる」「かく」などの展示も用意する。

 展示後半では、「あ」と書かれた紙に自由に絵を描きデザインすることができるコンテンツや、会場内に設置されたモチーフを見ながらデッサンする参加型コンテンツを用意。「あ」を自由にデザインする「みんなのあ」の中で選ばれた作品は、NHK・Eテレの番組内で紹介される可能性もある。デッサンは会期中、特設サイト内に掲載する。

 このほか、360度スクリーンを使った映像コンテンツや、スクリーンの前に立った参加者の動きに合わせて映像が展開していくコンテンツも用意。期間中、オリジナルグッズを販売する特設ショップも営業する。虎ノ門ヒルズ内のカフェ・レストランでは、スペシャルメニューを用意する。

 映像ディレクターの中村勇吾さんは「『デザインあneo』は子ども向けの番組だが、ある意味子どもを子ども扱いしていない。私たちが面白いと思うものをそのまま打ち出しているからこそ、大人も子どもも楽しめる普遍的な面白いものになっている」と話す。

 開館時間は10時~19時(4月23日、第一・第三水曜日は17時まで。9月17日は19時まで。入場は閉館30分前まで)。入場料は、一般=2,500円、中高生=1,200円、小学生=1,000円、2歳以上=500円、2歳未満無料。9月23日まで。

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