新橋の老舗中華店「新橋亭（しんきょうてい）」（港区新橋2）は10月25日、新館近くに「新橋亭別館」（港区新橋2、TEL03-3580-7818）をオープンした。

　昭和21年に創業した「新橋亭」は、創業地の新橋を始め虎ノ門や渋谷、調布などで5店舗を展開している。第1店舗の「本店」は3月から再開発のためビル取り壊し工事を行っており現在は休業している。本店近くの新館は500人の収容が可能な「宴会客」ターゲットの店舗。9階が調理場という構造上「めんがのびてしまうため」そば類の提供は行っていない。近隣で働く常連客から「そばを食べたい」（同社担当者）という要望の声があり、本館の完成は2年後を予定しているため「別館」の開店を決めたという。

　「別館」の店舗面積は27坪。店内内装は、他店と比べキーカラーの赤色を暗めに抑え、「クラシックモダン」をイメージした。席数は40席。

　フードメニューは、「四川風とろろ辛しそば」（1,000円）、「高菜と豚肉のそば」（950円）、「ふかひれ土鍋煮込みそば」（2,000円）など約70品。ドリンクメニューは紹興酒を中心に「かめ出し16年」（1,000円）、「陳年紹興酒台湾5年」（3,000円/ボトル）、「陳年紹興酒中国10年」（5,000円/ボトル）、「芽台酒」（1,000円）など約30品。

　「別館」は、企業の会食などの利用が多い「新館」よりもメニューの単価を下げ、「本格的中華料理を気軽に味わえる店」をコンセプトに据える。ターゲットは近隣で働く40代～の会社員。客単価は、昼＝1,000円～1,200円、夜＝3,000円～5,000円。

　営業時間は11時～22時30分。日曜定休。

新橋亭