虎ノ門ヒルズ(港区虎ノ門1)内のオーバル広場で7月17日、3Dアート広告が4日間限定で公開された。制作は慶応義塾大学SFC研究所データビジネス創造・ラボ(神奈川県藤沢市)とアクセンチュア)(港区)。
3Dアート広告は直径10メートル、面積約78.5平方メートルの大きさ。両者が共同開催する、「第2回データビジネス創造コンテスト」の広告として約3週間かけて制作された。広告コンセプトは「Dig deep!(掘り下げろ)」で、広場の地面に穴が開き、同ビルの地下に開通している「新虎通り」のトンネルを車が走っているようにアートで再現している。それを決められたビューポイントから見る事により、本当にその場所に穴があいていたり、落ちてしまいそうに見える錯覚を起こすようにしている。「表層に惑わされず、実際のデータを掘り下げて調査し、考えて、発見と解決策を競う」というコンテストのテーマに基づき制作しているという。
アクセンチュアのマーケティング・コミュニケーション部マネジャーの中須さんは「人のいない影が出ない朝の空いている時間がおすすめ」と話し、今回の狙いの一つとして「デジタルの力を活用し、足を運んだ人々が写真を撮影し、SNSなどでたくさんの人に広まっていくことにも期待する」と話す。7月20日まで。
コンテストの参加資格は、高校生、大学生、大学院生(社会人経験は除く)のチーム。「各自治体が抱える課題に対し、オープンデータなどの公開されているさまざまなデータを組み合わせ分析することで新たな政策や解決方法を提言する」ことが課題。1次選考や検証期間を経て、11月8日に最終プレゼンテーションと表彰式を行う。