新橋の和菓子店「新正堂」(港区新橋4、TEL 03-3431-2512)が5月13日、切腹シリーズ新商品「切腹アイス」の販売を始めた。
同店は1912(大正元)年創業。初代店舗は、奥州一之関藩・田村右京太夫上屋敷(通称=田村邸)跡地内にあった。田村邸は忠臣蔵の発端となった播州赤 穂藩主・浅野内匠頭長矩候切腹の地。そのため、「切腹最中」(200円)や「義士ようかん」(210円)など忠臣蔵にまつわる商品を扱ってきた。
同店人気商品の「切腹最中」は、構想から販売まで2年半かかったという。先代が亡くなり何かオリジナル商品を作りたいという思いから作ったという。当初119人にアンケートを取り118人が反対意見だったが、忠臣蔵ファンを皮切りに徐々に受け入れられ人気商品になった。今では切腹覚悟の思いでという意味合いで結婚式の披露宴にも使われるという。
切腹アイスの味は「濃厚バニラ」「抹茶」(各300円)の2種で、トッピングは、あんこ、牛皮(各50円)を用意。「今後変わりゆく街、新虎通りと虎ノ門ヒルズを眺めながら食べてほしい」と渡辺社長。
営業時間は平日9時~20時 (土曜は17時まで)。日曜・祝日定休(8月は土日定休)。