新橋5丁目に11月5日、おかゆと点心がメーンの中華料理店「花茶坊」(港区新橋5 TEL 03-3436-5757)がオープンした。店舗面積は約10坪。席数はカウンター5席を含む15席。
店主の花田靖さんはすし店などで修業後、28年前に香港へ渡り現地で自身も厨房に立ちながら日本料理店を経営。今年、日本に帰国して同店を開業した。同店が出すおかゆは「潮州(ちょうしゅう)式」。中華がゆの多くは干し貝柱などを使ったスープを使うが、潮州式は日本のおかゆに近く、茶わん4分の1ほどの量のご飯を水と塩だけで煮る。
おかゆメニューは「白粥」(300円)、「しいたけと鶏肉粥」「ひき肉、中国わんたん粥」(以上600円)、「えび粥」(800円)など8種類。全てのメニューに生レタス、小口切りのネギ、スライスした油条(ユジョウ)をのせる。「おかゆも点心も、中国ではファストフード感覚で気軽に食べるもの。ヘルシーで体も温まるので女性におすすめ」と花田さん。
点心は10種類。「小龍包」(480円)、「広東シューマイ」(520円)、「肉まん」(360円)、「あんまん」(200円)など。ショウロンポウとシューマイは4個、まんじゅうは小ぶりなものが2個入る。おかゆと点心6種類にザーサイ、ゆで野菜がついたセットも用意。このほか、「ザーサイ」(200円)、「ピータン」(250円)、「香港式しょうゆ焼きそば」(350円)、「えびの空揚げ」「蒸し鶏」(以上500円)など一品メニューもそろえる。「店の運営に慣れるに従ってメニューを増やしていく予定。香港の有名飲茶チェーンから輸入した点心を提供する計画も実現段階に入っている」という。
同店のフードメニューは全てテークアウトできる。点心はふかす前の状態でも販売。客層のメーンは近隣で働くサラリーマンやOL。「今のところランチのテークアウト利用客が最も多いので、ディナータイムの集客方法を考えているところ」とも。
営業時間は11時~14時30分、17時~22時。年末年始(12月30日~1月5日)のみ休業。