浜松町駅北口に「赤身焼肉とホルモン処 肉萬(にくまん)」(港区浜松町1、TEL 03-3436-2925)がオープンして1カ月が過ぎた。店舗面積は16坪。席数は40席。経営は、五反田と世田谷で焼き肉店を3店経営する、うる虎ダイニング(品川区)。
同社は、肉のブランドや一定の部位に固執せず和牛を一頭買いする焼き肉チェーン。和牛・黒毛和牛の最高ランク「A5」の中でも、さらに上質な肉を指す「マーベリング(牛脂肪交雑基準、ランクは1~12まであり数字が大きいほど上位)10~12」の和牛のみを仕入れる。
同店のセールスポイントは赤身肉。「赤身肉の中でも霜降りの部位を、厚く切った方がおいしい部位は厚切りで、薄切りがおいしい部位は薄切りで提供している」と社長の片瀬真一さん。提供するメニューは「ざぶとん」「みすじ」「ともさん」「いちぼ」(以上1,449円)などの希少部位約9種類。このほか「タンロース塩」(819円)、「切り落としカルビ」(735円)、「スタミナ壺漬けカルビ」(1,029円)、「肉萬上ハラミ」(1,207円)など約20種類の焼き肉メニューも用意する。「大判薄切りにした部位は、野菜で巻いて食べていただければ」
ホルモンも「あぶしん(心臓)」「のどぶえ(豚ののど軟骨)」(以上525円)、「上ミノ」「生レバー焼き」「和牛ホルモン」(以上735円)など、約10種類を提供。盛り合わせメニューにも注力しており、特選ハラミ、上タン塩、サーロインを盛った「うる虎盛」(2,625円)や、内容が日替わりの「肉萬盛」(M=5,775円、L=7,875円)、ホルモンを中心に中落ちカルビなど9品を盛った「一頭ホルモンやく臓盛」(M=3,307円、L=4,882円)などを用意する。
浜松町への出店について、片瀬さんは「都内でも競合店が多い場所で、かねてから狙っていた地域だった。この先、新橋や銀座への進出も考えているので、その第一歩にしたい」と意気込む。
営業時間は17時~24時。日曜定休。