港区は新橋駅前のSL広場で9月6日・7日、地方都市の名産などを紹介し地元商店街とのマッチングを目指す「商店街と地方都市との交流物産展」が開催される。
同展は今年で4回目。今回は北海道から九州まで全国24地方都市が参加する。全国のうまいものが食べられることから、毎回近隣サラリーマンを中心に人気を集める同展。昨年は「出会い系物産展」というキャッチコピーで打ち出した結果、1組の「縁談」もまとまった。
内商店街と地方都市との交流の促進やきっかけづくりの一環として始まった同展。参加地方都市は単に物産品を販売するだけでなく、来場する商店街関係者に地元の特産品や観光などの魅力をPRすることも重要な目的。各商店街は生鮮産品の販売店不足で悩んでいたり、祭りやイベントでの新たな目玉を模索していたりすることから、「地方都市の新鮮な野菜や海産物は魅力的」(港区広報室)という。
出品品目は、カニやホタテ、ウニなどの海産物のほか、地鶏や和牛の焼き物、地ビール、地酒、菓子、野菜、土産物など多数。マッチングブースも特設し、意見交換や商談の場も用意する。今年も被災地支援の一環として、東日本大震災で被災した多くの地方都市へも参加を促した。
参加地方都市は以下。北海道佐呂間町・紋別市・下川町、山形県庄内町・舟形町、岩手県大船渡市・一関市、福島県いわき市・喜多方市・只見町・会津坂下町・塙町、茨城県常陸太田市・笠間市・つくば市、群馬県沼田市、新潟県十日町市、岐阜県郡上市、福井県越前町、兵庫県赤穂市、徳島県、鳥取県、宮崎県日之影町、鹿児島県。
現在、「三田商店街振興組合と北海道佐呂間町」「東麻布商店会と山形県舟形町」「ニュー新橋ビル商店連合会と福島県いわき市」「青山外苑前商店街振興組合と岐阜県郡上市」の4組が「商店街友好都市との交流に関する基本協定」を締結。港区・商店街・地方都市・地方都市の観光連盟や商工会などの4者による、互いの都市の物産・人的交流の促進、商店街や観光の振興、災害時の相互支援などが定められている。
開催時間は11時~20時。