松任谷由実さんが5月10日・11日にホテルオークラ東京(港区虎ノ門2)で開くディナーショー「Real Dinner Show 時間の旅」のチケットが3月28日に発売され、即日完売した。
同ホテル開業50周年を記念して企画された同イベント。これまでのディナーショーと違い、曲のイメージで料理やドリンクを構成し、曲の演奏に合わせてサーブする「料理と音楽のマリアージュ」を目指す。松任谷さんがディナーショーを開くのは今回が初。松任谷さん自身も今年7月にデビュー40周年を迎える。
50周年特別イベントのため、「通常より高額の設定」だという今回のディナーショーの料金は5万8,000円。ショーとフルコースの料理、ドリンク、サービス料が含まれる。販売されたチケットは360席分。併せて満室となった「宿泊プラン」(2万9,000円~4万5,000円)とセットでの購入が多かったという。購入客の多くは女性ファンと見られる。
選曲は発表されていないが、過去から現在までの「時間の旅」をイメージした構成で、「過去をイメージした料理のときは過去にちなんだ楽曲をセレクトした演出」を行う。料理メニューは、同ホテル洋食料理総料理長・善養寺明さんが手掛ける。会場は本館1階「平安の間」で、センターステージを設け 四方からショーを観覧できるようにする予定。
同イベントに先立ち、別館1階「ダイニングカフェ カメリア」では3月14日より、同日発売の松任谷さん41枚目のシングル「恋をリリース」(EMIミュージック・ジャパン)をイメージしたランチの提供も始めた。松任谷さんが、「新しいアルバムのリリース日には必ずオークラのカメリアでスイーツを注文し、自分への『お疲れさま』を行った後、近くの神社にお参りに行くのが恒例」であることから、カメリアでの提供が決まった。
メニューは、善養寺総料理長が松任谷さんと共に考案。「ガンボ」「かにクリームコロッケ 温野菜添え」「ピーチメルバ」にパンまたはライスが付く(3,200円)。ガンボはチキンやソーセージ、オクラが入った中南米のスープで、楽曲のサウンドをイメージ。ピーチメルバは松任谷さんの「ご褒美デザート」だという。スペシャルランチの提供は11時30分~14時30分。4月15日まで。