新橋の日比谷神社(港区新橋4)で5月11日~13日、現所で神輿の出る最後の「例大祭」が行われる。
同所は、東京都が進める「マッカーサー道路」こと「環状第2号線」の予定地で、周辺は空き地化が進んでいる。同神社も2008年秋をメドに、氏子が集まる汐留シオサイトエリアの東新橋1丁目に移転を予定している。
法人の氏子が多い同神社の「例大祭」は、「サラリーマンの町新橋」(同神社)ということもあり、夜に御神輿が出るのが特徴。近隣で働くビジネスマンが仕事帰りに立ち寄り神輿を担ぐ姿も見受けられる。
神事の内容は、11日が「宵闇(よいやみ)」。当日の19時30分から神輿が新橋の西口商店街などの飲食店の連なる通りを練り歩く。12日は、大人神輿と子ども太鼓と山車が町内を廻る「大祭」。13日は子供神輿と山車が町内を廻り、祭りに参加した子ども向けに縁日が開催される。
例年参加者は、町内会=100人、御神輿同好会=200人、近隣住民の孫などの子ども=200~300人ほど。神輿は、お神酒所ではっぴを借りれば一般の人の当日参加も可能。