新橋三丁目交差点付近に世界の激辛料理をベースにした創作イタリアン「新橋激辛居酒屋 ぴかんて」(港区新橋3、TEL 03-5510-8908)がオープンして1カ月が過ぎた。場所はワインバー「麦と葡萄」跡。
店舗面積は約13坪。席数はカウンターを含む24席。店名の由来は、イタリア料理で使用する唐辛子を漬け込んだ「ピカンテオリーブオイル」から。「ピカンテ」にはイタリア語の「辛い」という意味もある。激辛料理店を出すにあたり、オーナーシェフの南義広さんは2年半ほどイタリアに滞在して料理を覚えた。「新橋はイタリアンが多いので、普通のイタリアンレストランではなくインパクトのある業態で勝負したかった」と南さん。
料理のベースは、イタリア、中国、韓国、タイ、ベトナム、メキシコの6カ国。主力メニューは、「燃える炎のタンドリーチキン」「四川名物鶏肉の唐辛子炒め」「ハバネロ・チキンのデンジャラス空揚げ」(以上、680円)、「豚肉のガーリック・チリ煮込み」(1,280円)、「名物!まる鶏のグリーンカレー煮込み」(1,880円)など。このほか、「韓国屋台の甘辛トッポギ」(580円)、「真っ赤なアヒージョ(海老・きのこ)」(以上、680円)、「生ハバネロの肉詰め」(780円)など約40品をそろえる。辛さの目安は、メニュー下に唐辛子マークの数で表示する。
「黒酢入り鶏レバー・エスカペッシュ」「黒豚コラーゲンの羽根餃子」「海鮮チーズちぢみ」(以上680円)、「やわらか蟹クラブのフリット」(880円)など辛くないメニューも用意。年末年始に合わせたコース料理「韓国チゲ鍋」(2,980円)、「トムヤムクン鍋」(3,500円)も提供する。「韓国とタイ、2カ国の鍋を同時に食べられる店はほかにないのでは」と南さん。
ドリンクは「カールスバーグ」(480円)、ハイボール5種(各380円)、ソウルマッコリ(グラス=380円、デカンタ=900円、ボトル=1,500円)など、「辛さを和らげてくれる炭酸、微炭酸の飲み物が人気」(南さん)。「サウザー シルバー」「オレ」「クエルボ」(以上480円)、「ポルフェディオ」(680円)、「パトロン アネホ」(980円)などのテキーラも数多くそろえる。
客単価は約3,000円。「客足は好調」(南さん)で、客層は近隣で働くサラリーマン男性を中心に、深夜には飲食業者やメディア関係者の利用が多いという。「今後はさらにいろいろな国の辛い料理が食べられる店を目指したい」。
営業時間は16時30分~翌3時30分。日曜・祝日定休。