新橋駅前SL広場で11月11日、大内延介九段による第23期竜王戦七番勝負第3局大盤解説会が行われる。開催は今年で12年目。
大盤解説会は、各地で行われる対局の中継を見ながら大盤の駒を動かしリアルタイムで解説していくもの。春の名人戦、秋の竜王戦の年2回開催しており、解説は初回より大内九段が担当する。聞き手は今年3月末に現役を引退した藤森奈津子四段、大盤操作は藤森三段の長男・藤森哲也三段。
今回の竜王戦は、渡辺明竜王(26)対、羽生善治名人(40)の七番勝負。羽生名人が挑戦権を獲得するのは2期ぶり。第21期竜王戦で3連勝4連敗と1歩およばず、竜王の座を奪えなかった雪辱に燃える同名人の戦いぶりが見もの。永世竜王の座を射止めれば史上初の永世7冠となるが、別居報道による勝負への影響も懸念される。永世の称号は連続または通算して規定の回数を獲得した棋士に与えられるもの。
11日の第3局は北海道「十勝川温泉 第一ホテル」で行われる。第4局の解説会は今月26日。解説会はいずれも18時からで、投了まで行う。