新橋の赤レンガ通りで5月22日、「新橋赤レンガ通り発展会」の婦人部「レディース会」による花の植栽が行われた。新橋2丁目の交差点から新橋3丁目の城南信用金庫までの約300メートルが花々で彩られ、道行く人々を和ませている。
歩道の花壇への植栽が始まったのは7年前。「女性会員のための昼食会を企画したが、『ごちそうになるだけでは申し訳ない』と、花植えとセットの行事となった」(同会会長の高木正夫さん)もの。赤レンガ通りが長いため、植栽は年2~3回に分けて行っており、今年はこの日が初。
この日植えられたのは、港区の街づくり推進部土木維持課から提供されたマリーゴールドやニチニチソウなど約1,700株。高木さん以下18人の参加者はそれぞれスコップとゴミ袋を片手に作業を行った。当日は真夏日。懸命に花を植える会員の姿に、声を掛ける人の姿も。以前赤レンガ通りにあるオフィスで30年間働いていたという男性は「素晴らしいですね」と笑顔で話しかけていた。
赤レンガ通り発展会は、赤レンガ通りで商売を行う個人店舗や企業など87社(店)が加盟する商店会。赤レンガ通りは新橋2丁目交差点から愛宕警察署までの900メートルで、同会のエリアは新橋の中で最も広範囲に及ぶ