ディグリーン(港区虎ノ門5)は4月3日、働く女性がターゲットの「変型タブロイド版」女性誌、「bloom press(以下ブルームプレス)」を創刊する。
同社は、「女性がターゲットのフリーペーパーは数多くあるが、女性が関心を持つ『ファッション・ビューティー・恋愛・カルチャー・ニュース』などを総合的に紹介する冊子がない」(同社)ことや、紙媒体とウェブサイトやモバイルサイトを連動させ展開するビジネスに将来性を見いだし、昨年創業した
同社では「ブルームプレス」を、ファッション誌のビジュアルと新聞の形式やニュース性を合わせ持つ造語「雑紙(マガジンペーパー)」と表現する。仕様は、新聞形式の「タブロイド版」で、サイズは「商品を実物大で見ることも可能な、日本の女性誌で1番大きい『A3判』」(同社)。読者に身近なことから環境に対する意識を持ってもらうため、実売価格の約1%をNPO法人に寄付をする予定だという。
通勤・通学時に電車の中でモバイルサイトを閲覧する女性が多いことに着眼し、「ファッションから世界情勢までの情報を30分で読み切る」をコンセプトに据えた。ターゲット層は、首都圏で働く28歳~35歳のキャリア志向の女性。
表紙は、写真家の蜷川実花さんが担当する。掲載内容は、ジャーナリストのコメントとファッショングッズを合わせ掲載する「SUPER TREND」や、数字をキーワードに使い仕事、恋愛、ニュースを紹介する「女の7大関心事」など。並行して展開するウェブサイトは、同社が選んだ各分野のスペシャリスト、メイクアップアーティストの山本浩未さんや女優の中嶋朋子さんら100人によるブログなどを掲載し、ウェブサイトと携帯サイトを使い「同紙」に掲載した商品の販売も行う予定。
今後は自社メディア事業から培われた「Webソリューション」ノウハウをパッケージ化して提供していく予定。
発行部数は8万部(予定)。東京メトロの駅売店や首都圏の書店などで販売する。価格は300円。第1・第3火曜発行。