東京モノレール(港区浜松町2)は新駅「羽田空港国際線ビル」駅開設に伴う線路切り替え工事のため、4月10日午後から同日終電まで一部区間を運休する。大規模な運休は羽田空港が拡張され、東京国際空港第一旅客ターミナルビルが完成した1993年以来。
今回の運休日時は、乗客数の統計から最も影響の少ない曜日と時間帯を選んだという。これにより、浜松町~昭和島間は6分~10分ほどの間隔で折り返し運転走行となる。羽田空港へは振替輸送を行い、品川からの京浜急行線または東京モノレール流通センター駅からの代行バス利用を呼びかける。
バスは、「流通センター」から出発し、「羽田空港第2ビル」「羽田空港第1ビル」の順で停車。以後「新整備場」「天空橋」「昭和島」を経由して「流通センター」に戻る。所要時間は、羽田空港第2ビルまで約18分、
羽田空港第1ビルまで約23分となる。
バスの運行間隔は約30分で、「恐らく電車の方が早い」(同社総務部の大岩達也さん)見込み。通常、浜松町から終点の「羽田空港2ビル」までは快速で18分。「浜松町から流通センターまでモノレールに乗車し、代行バスに乗り換えて空港へ行く場合、待ち時間も加味して倍の時間を見てほしい」と話す。
「羽田空港国際線ビル」駅は今年10月の開業に向けて工事が進められており、外観はほぼ完成、現在内装に着手しているという。10日の線路切り替え工事により、翌11日からは新駅を通過するルートでの運行が始まる。