旧新橋停車場「ファンタジア号」ライトアップ始まる―「宇宙」テーマに

今年7年目を迎え、光と音の演出を一新したファンタジア号。「母なる地球」を旅立つ様子を躍動感であふれる演出で表現した

今年7年目を迎え、光と音の演出を一新したファンタジア号。「母なる地球」を旅立つ様子を躍動感であふれる演出で表現した

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 旧新橋停車場(港区東新橋1)で11月13日から、「走れ!ファンタジア号」のライトアップが始まった。場所は汐留シティセンター広場に面した旧新橋停車場プラットホーム。

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 「ファンタジア号」は、1872(明治5)年に日本で最初に横浜~新橋間に開通した当時の汽車をイルミネーションで模したもの。普段は何もないプラットホームにこの時期だけ出現する光の汽車は、冬の風物詩となっている。

 7年目を迎える今年は「宇宙」がテーマ。約3万球のLEDを追加し、旧新橋停車場横には新たなイルミネーション「流星の森」を配し、ファンタジア号の装飾も立体的にボリュームアップ。プラットホームの柱もLEDで装飾した。ホーム横のトンネルにはワープゾーンをイメージして3つの星座をデザイン。ファンタジア号後方の旧新橋停車場上部には地球の映像を大きく投影し、ワープゾーンを抜けて宇宙に旅立つ様子を表現した。パナソニック電工東京本社ビル、汐留シティセンターより照射するムービングライトの絵柄板も鉄製からガラスに変更。これによりカラーでの詳細な表現が可能になり、リアルな銀河の画像を周辺に投影する。30分ごとに行われる「音と光のショー」では、音楽に合わせて点滅する光の様子が楽しめる。

 担当者は「今年は7年目と同時に世界天文年でもあることから『宇宙』というテーマ性を強めた。全体に動きを出して、子どもが来るのでワクワクする感じを大切にした」と話す。「音楽も毎回ゆったりしたものにしている。家族でリラックスして楽しんでいただければ」とも。

 点灯時間は小雨がぱらつく天候だったが、ライトアップが始まると帰宅中の人などが次々と足を止め、写真に収める様子が見られた。

 ライトアップ時間は17時~23時。2010年1月3日まで。

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