浜松町で「春のガムラン初級講座」、10種以上の楽器を演奏

ランバンサリスタジオで「ガムラン」の合奏、楽器についての説明も(写真=講座風景)

ランバンサリスタジオで「ガムラン」の合奏、楽器についての説明も(写真=講座風景)

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 インドネシア中部ジャワ島の伝統的なスタイルで楽器の「ガムラン」を演奏する「ガムラングループ・ランバンサリ」は4月11日から、同グループ所有のスタジオ(港区浜松町2、TEL 03-5300-6361)で「春のガムラン初級講座」を開講する。

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 1985年に結成した同グループは、現在約20名の会員がいる。講座は、ガムラン愛好家人口を増やすため2004年春にスタートし、今回で6回目。講座担当の木村さんは「ガムランは青銅製打楽器が中心。叩けば簡単に音が出るので、初心者には比較的トライしやすい音楽。その反面、入り込むと奥が深く現地の音楽家でも一生かかって勉強する程複雑で高度な技術を必要とされる面もあり、一度その魅力にとりつかれると何年もはまってしまう人も多い」と話す。実際、約3分の2の受講者が前回講座のリピーターだという。

 3カ月間で12回行う講座の内容は、参加者で約2曲を合奏することが目標。「ガムラン」についての初歩的な説明から始まり、「サロン=青銅製鍵盤楽器で鉄琴のような楽器、木槌で叩く」「ゴング=コブ付き青銅製打楽器で銅鑼のようなもの、曲の節目に叩く」」「ボナン=コブ付き青銅製打楽器で鍋を逆さにしたようなものがベッドくらいの大きさの枠内に12~14個並べられ、それを2本のバチで叩く、基本のメロディーを華やかに装飾しながら演奏する」など10種以上の楽器の特徴や使用方法、数字で書かれた「ガムラン」専用の楽譜の読み方についての説明を行う。「講座は参加者が全ての楽器を経験できるよう調整する。同じ曲でも楽器の配役が変わると演奏の雰囲気が変わるという面白さもあり、そんな合奏の楽しさも味わってもらえれば」(木村さん)とも。

 参加者は20代~50歳代で男女比は1対4。受講者からはのコメントは、「学校を卒業してから初めて『合奏』というものを経験した」や「踊りや影絵芝居など、ガムランに関係する他の分野にも興味が広がった」などの声が寄せられ、同講座をきっかけに同グループのメンバーになった人もいるという。

 今後は、中級講座や子供向けの講座の開催も検討し、受講者による発表会も行う予定。木村さんは「ガムランは、音によるコミュニケーションを楽しめる音楽であり、同じアジアということで日本人の感性に相通じる面もある。そんな魅力を多くの人に知ってほしい」と話している。

 講座は毎週水曜(19時30分~21時)、6月27日まで開催。参加料は全12回で24,000円。定員は15人。

ガムラングループ・ランバンサリ

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