神谷町オープンテラスで企画「教えて!みんなのマイカップ」―ブログで紹介

左:マイカップ持参提唱のきっかけとなった、利用者自作のタンブラー。右:息子のアメリカ留学土産というカップ

左:マイカップ持参提唱のきっかけとなった、利用者自作のタンブラー。右:息子のアメリカ留学土産というカップ

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 神谷町の光明寺境内にある「神谷町オープンテラス」(港区虎ノ門3)は9月4日より、新企画「教えて!みんなのマイカップ」を始めた。

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 同テラスは、同寺が境内をカフェのように設えて弁当や飲み物などを自由に持ち込めるオープンスペースとして開放しているもので、近隣で働く人たちに親しまれている。ドリンクメニューとして「ほうじ茶」と「コーヒー」を用意し、日替わりで「わらびもち」「嶺岡豆腐」など同寺の僧侶が作る和菓子をメール予約に応じて日替わりで提供しているが、昨年の夏ごろから客にマイカップ持参の提唱を始めた。

 利用者がこれに賛同し現在ではすっかり定着したが、スタンダードなものから変わったものまで様々なマイカップが持ち込まれるように。それを見たスタッフが利用者に話を聞くうち各自のこだわりを見て取り、「嬉々として話す様子をお裾分けしたくなった」のが今企画のきっかけだという。マイカップ持参の利用者に簡単なアンケートを行い、許可を得たものを同テラスのブログで写真とともに紹介していく。

 アンケートの内容は「どんな飲み物が入っているか」「どこで手に入れたか」「お気に入りのところは」「今日の昼ご飯」「一緒に食べたい菓子」など。近隣で働く女性のもので、息子がアメリカ留学の土産に買って来てくれたという保温効果付きのマイカップなどが紹介され、「年季もので大切にされてきた跡が見える」と店長の木原さんもコメントを添える。

 木原さんは「あるときサラリーマンのお客様がご持参されたお子さんの写真入りタンブラーの可愛らしさに惹かれて、マイカップをお持ち頂く提案を始めた」と振り返る。木原店長のマイカップは「常連さんが手作りしてくれた」という阿弥陀如来がマグカップを持ったデザインのタンブラー。「お寺に集う方が大切にしている持ち物を紹介することで、その持ち主の人となりや、その場の雰囲気を少しでもお伝えできれば」とも。

 スタッフが常駐するのは春から秋にかけての水曜・金曜。時間は11時~14時(それ以外の平日9時~17時は参詣者の休憩場所として開放。臨時休業あり)。メニューは全て無料だが、「感謝の気持ちを込めて合掌とともにお焼香を」と呼び掛ける。

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