神谷町・光明寺「オープンテラス」今年もスタート―近隣会社員交流の場に

近隣で働く人たちの交流の場として親しまれる「神谷町オープンテラス」は、ランチタイムになると弁当を持参する人々でにぎわう

近隣で働く人たちの交流の場として親しまれる「神谷町オープンテラス」は、ランチタイムになると弁当を持参する人々でにぎわう

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 神谷町の光明寺境内の「神谷町オープンテラス」(港区虎ノ門3)が4月30日、5期目となる活動をスタートする。

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 同テラスは、同寺が「本堂の前に広がるこの場所を広く地域の皆様にも開放することで誰もが気軽に立ち寄り、お寺に親しむことのできる憩いの場としたい」
と2005年5月に始めたもの。境内をカフェのように設えて弁当や飲み物などを自由に持ち込めるオープンスペー スとして開放し、近隣で働く人たちに親しまれている。

 広い吹き抜けの境内にはテーブル、いす、ソファなど30席を用意。ドリンクメニューは「ほうじ茶」と「コーヒー」。フードメニューは日替わりで、「わらびもち」や牛乳と葛を使った「嶺岡豆腐」などの中から同寺の僧侶が作る和菓子をメール予約に応じて日替わりで提供する。これらは全て「おもてなし」のためドリンク・フードの料金はなく、利用者には「感謝の気持ちをこめて合掌とともにお焼香を」(同寺)お願いしている。

 1日の来客数は平均70~80人で、常連客も多数。会社の違う人たちが隣の席に座ったことがきっかけで仲良くなり、交流が続くことも多いという。

 店長の木原さんは「そういうことが自然と行われるのがこの場所の良さ」とし、「誰でも気軽に手を合わすことができる場を寺が提供することで、都心で働く皆さんの忙しい日常に、忘れかけていた『感謝』の気持ちを添えることができればと願っている」と話す。

 スタッフが常駐するのは春から秋にかけての水曜・木曜・金曜。時間は11時~14時(それ以外の平日9時~17時は、参詣者の休憩場所として開放、臨休あり)。5月30日には、14回目を迎える音楽イベント「誰そ彼(たそがれ)」も予定している。

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