らでぃっしゅぼーや、千葉の生産者団体と農業生産法人設立

既に作付けが行われ、秋の収穫が待たれるらでぃっしゅファーム和郷

既に作付けが行われ、秋の収穫が待たれるらでぃっしゅファーム和郷

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 有機・低農薬野菜や無添加食品などの宅配事業を行う「らでぃっしゅぼーや」(港区芝公園3)は4月13日、農産物の生産者団体和郷(千葉県香取市)との共同事業として有機農場を運営する農業法人「らでぃっしゅファーム和郷」を設立することを発表した。

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 同法人の代表は、和郷の関連会社「さかき農産」代表の木内克則さんが兼任する。木内さんは和郷代表の木内博一さんの弟。和郷はリサイクル事業や冷凍工場、直営店などを展開する大規模な生産者団体で、グループ全体の売り上げは50億円を超える。らでぃっしゅぼーやは1996年から同社と取引を行ってきた。

 新法人の所在地は千葉県香取市内で、農地面積は約3.53ヘクタール(約3万5300平方メートル)。生産にあたるのは和郷の農業生産者とらでぃっしゅぼーや社員で、ジャガイモやサツマイモなどの路地野菜を中心に栽培する予定。初年度の収穫量は61トンを見込む。収穫した農産物は、らでぃっしゅぼーやの宅配事業によって販売を行う予定。

 日本の農業は生産者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の拡大といった問題を抱えており、企業の農業参入が期待されている。今回の農場設立はそれに応えた形で、「安心・安全な農産物の安定供給、仕入れコストの削減など農業経営の効率化を目指す。将来的には農業を収益の柱の一つにしたい」(らでぃっしゅぼーや)とする。

 今後は同様のスキームを用い、同社と取引のある全国の有力生産者と共同でらでぃっしゅファームを展開していく構え。

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