烏森神社茶店に春の七草メニューが登場-プラス100円でミニ甘味も

春の七草がゆならぬ「春の七草そば」。このほか年末からメニューに加わった数量限定の「お雑煮」(800円、ミニ甘味付きは900円)も人気だ。

春の七草がゆならぬ「春の七草そば」。このほか年末からメニューに加わった数量限定の「お雑煮」(800円、ミニ甘味付きは900円)も人気だ。

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 新橋・烏森神社(港区新橋2)参道の茶店「甘味処 色ごよみ」(同、TEL 03-6273-3677)は現在、無病息災を願う七草にちなみ、春の七草を使った新春限定メニューを出している。

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 1月5日からメニューに加わったのは、「春の七草そば」(800円)と七草白玉を用いた「おしるこ」(700円、お薄付きは900円)。そばは新潟の製麺店に特注しているオリジナルで、同店店主の安達正之さんがプロデュースしたもの。「細かい注文を快諾してくれ、思い描いたそばのイメージになった」(安達さん)。

 そばは冷たいせいろのほか、温かいそばのオーダーも可能。100円追加で同店の人気甘味のミニサイズが付く。ミニ甘味は、「わらび餅」「寒天」「清めの塩アイス」のいずれかから好みのものを選択できる。通常メニューにもあった「おしるこ」は、桜白玉から七草を練り込んだ七草白玉へ衣替え。どちらのメニューも季節によって今後もアレンジしながら年間メニューとして残していくという。

 安達さんはかつて新橋にあった老舗料亭「両国」でも本格的なそばを出していた。当時の味を知る客も訪れ、喜ばれているという。神社の茶店だけに、「どの料理もお神酒を使っているのもおいしさの秘訣」と安達さん。「味が良いだけでなく、厄払い効果なども期待されているのでは」とも。

 同店は「都会の中で失われつつある季節感や伝統行事を見直し、心の豊かさを取り戻してもらえれば」との思いで昨年10月末に開店した。以降、神社の茶店らしい「清めの塩アイス」が話題となり、テレビなどのメディアにも度々登場している。今月7日の七草の日には同店店内で日本テレビによる天気予報の中継もあり、神社のマスコット『こい吉』も飛び入りで出演したという。

 営業時間は12時~20時。日曜・月曜定休(1月11日は営業)。「春の七草そば」は今月15日まで。

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