汐留で「イタリアモダン家具展」-世界巡回展3都市目の開催

1930年代から国際的な地位を築いてきたロンバルディア州の家具産業の歴史と変遷を展示する「ロンバルディア100%デザイン」展。写真は参加デザイナーで左からカルロ・フォルコリー二さん、ジャンカルロ・ファッシーナさん(ともにLuceplan)、アレッサンドロ・メンディー二さん(Zanotta)、マリオ・ベリーニさん(B&B Italia)、フェルッチオ・ラリアーニさん(Emmemobili)

1930年代から国際的な地位を築いてきたロンバルディア州の家具産業の歴史と変遷を展示する「ロンバルディア100%デザイン」展。写真は参加デザイナーで左からカルロ・フォルコリー二さん、ジャンカルロ・ファッシーナさん(ともにLuceplan)、アレッサンドロ・メンディー二さん(Zanotta)、マリオ・ベリーニさん(B&B Italia)、フェルッチオ・ラリアーニさん(Emmemobili)

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 汐留イタリア街の「Shiodomeitalia クリエイティブ・センター」(港区東新橋2、TEL 03-3432-6263)で9月20日より、「ロンバルディア100%デザイン イタリア家具産業に見る、デザイン・アプローチ」展が開催される。会場は2階のラ・トリエンナーレ・ディ・ミラノ・東京常設展示場。

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 同展は、イタリア有数の家具生産地として知られるロンバルディア州独自の家具デザインを紹介するとともに、その特徴である伝統技術とモダンデザインが融合した作品26点を展示する世界巡回展。2006年5月のニューヨーク、2007年12月のニューデリー(インド)に続く3都市目の開催となる。

 出展企業は「Artemide」「B&B Italia」「Bruno Longoni」「Emmemobili」「Luceplan」「Zanotta」など23社。伝統的な製造技術と研究による最新技術を積極的に取り入れたデザインに加え、家具メーカーと工業デザインの融合した自由な表現、地域特有の柔軟な生産システムによりジョゼッペ・テラーニやブルーノ・ムラーニ、ジオ・ポンティなどの世界に知られるデザイナーを生み出したというロンバルディア州家具産業の歴史や変遷に触れる。

 広報担当の兼子聡子さんは「完成された家具製品を見るだけでなく、その裏にあるストーリーを見た人が考えられるような内容になっている。地域と社会、企業とデザイナーが協力して出来ているのがロンバルディアの家具産業であり、その一つのどれかが欠けてもこのような家具は完成されないというデザインのアプローチ感じて頂ければ嬉しい」と話す。

 開館時間は11時~19時。入場無料。月曜休館。10月19日まで。

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