汐留メディアタワー3階のギャラリーウオーク(港区東新橋1、TEL 03-6252-8086)で7月1日より、写真家・内藤順司さんの作品展「もうひとつのスーダン 川原尚行医師の挑戦」が開催されている。
同展は、NPO法人「ロシナンテス」を立ち上げスーダンで医療を中心とした活動を行う川原尚行さんとスーダンの現状を追ったもの。内藤さんは浜田省吾さんやSPITZなどの撮影で知られ、主にミュージシャンを中心に撮り続けてきた写真家で商業誌や写真集など数々の媒体で活躍している。音楽業界からまったくかけ離れた川原医師を撮影するきっかけになったのは、2005年に見た深夜のテレビニュースの小さな特集だったという。わずか5分程度の放映で、スーダンで活躍する川原医師の「透き通った笑顔と瞳にピンときて、この人に会いたいと思った」という内藤さんは、メモした名前だけを手がかりに、何とか川原さんに連絡を取った。
作品は2007年の1月と9~10月の計1カ月半、内藤さんが川原医師のスーダン滞在に同行して撮りためた写真の一部で、モノクロフィルムでスーダンの現状を写し出した作品25点を展示している。「少しでも多くの人にスーダンの現状と日本人の活動を知ってもらいたい」と内藤さん。
開催時間は9時~19時。入場無料。7月31日まで。内藤さんは今年8月にも、西スーダンの紛争地帯への視察に同行し、秋には作品を発表する予定。
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