アド・ミュージアム東京(港区東新橋1、TEL 03-6218-2500)の来館者が2月14日、開館5年目で100万人を突破した。
同館は2002年12月、電通本社ビル「カレッタ汐留」内の地階と2階に「広告とマーケティングに関する研究の振興と社会的理解の醸成」を目的にオープン。館内には、ミュージアムショップやスクリーンを備えた多目的のホール、広告とマーケティング関係の書籍約18,000冊を保有する広告図書館のほか展示室がある。
これまで、収蔵資料による特別企画展示「昭和の広告展」(年1回開催)や、カレッタ汐留内に作品を展示、館内にTCCメンバーのコピーライター本人が日替わり・時間限定で登場する行動展示を行った「コピー07TCC広告賞展」などを開催してきた。企画展は1年に12回、データベースの閲覧は16万点に及んだ。
来館者の傾向は、食事・買物・観光などの一般客=50%、大学・専門学校の学生=30%、広告業界・企業の実務家=10%。最近は、大学・企業関係者が増えているという。
この日、100万人目の入場者となったのは女子大学生。松本宏理事長から入館証明書と同館図録などの記念品が贈呈された。
同館では、「広告とマーケティングに関する研究の発展と社会的理解の向上のため今後も多くの方々に来ていただける広告専門のミュージアムとして活動を続けていきたい」としている。
開館時間は、展示室=11時~18時(平日)、11時~16時30分(土曜・祝日)。広告図書館=11時~18時(平日)、11時~16時(土曜・祝日)。日曜・月曜休館。