虎ノ門ヒルズ内のカフェ「OVAL CAFE(オーバルカフェ)」(港区虎ノ門1)で現在、トーク&交流イベント「ソーシャルブレックファースト」を定期開催している。
33人が参加した2月15日の「ソーシャルブレックファースト」
2023年8月から、毎月第1 ・第3 火曜に開催している同イベント。主催は、街づくりに関する企画などを行う「まちのプロデューサーズ」。同社代表で元港区議会議員の横尾俊成さんが司会を務め、ゲストとトークセッションを行う。8時にスタートし、参加者は朝食をとりながら、ゲストによるトークや、参加者同士の交流などを楽しむ。これまで、ラジオパーソナリティーの清水章弘さん、クリエーティブディレクターの三浦崇宏さんなどを招いた。
2月15日は開催15回目を記念した「特別篇」を開いた。デジタル庁統括官の村上敬亮さんをゲストに招き「デジタルを活用した地域の新しい形」をテーマにトークセッションを行った。村上さんは自身が関わる「伊豆ファン倶楽部事業」を例に、デジタルによる地域活性化について話した。この日は、サプライズゲストとしてモデルの長谷川美月さんと川端結愛さんも登壇した。2人は、実際に伊豆へ足を運び、SNS投稿用に動画を撮影。今後、若い世代に向け伊豆地域に興味を持ってもらう情報発信を行っていく予定という。
村上さんは「大切なキーワードは『自分事化』。どんなに良い情報を発信しても、ネガティブな部分がバズってしまい、何を信じていいか分からなくなり身動きが取りづらい今の世の中。人口が減っているなかで需要と供給をマッチさせないと生産性や給料が維持できず、暮らしの見通しが立たず、住めない地域が出てくる。新しいことをやらないと皆諦めてしまう。どうやってやる気を出してもらうかが課題」と話した。
長谷川さんは「伊豆にはまだ知られてない良い部分がたくさんある。SNSで手軽に情報を拾えるようになったが、まだまだ拾いきれておらず正直もったいないなと思った。伊豆の魅力をもっと伝えたい」と話す。川端さんは「ワサビが有名でとてもおいしかった。アクティビティも数多くあり、普段できない体験をした。SNSで伊豆をもっと盛り上げられたら」と意欲を見せる。
次回開催は2月20日。ゲストはタレント・政治活動家の乙武洋匡さん。参加無料。