「K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院」(港区愛宕1)が3月12日、「令和4年度学位授与式」を行った。
金沢工業大学が2004(平成16)年に開設した社会人向けの1年制大学院。MBA、知的財産、メディア&エンターテインメント、ビジネス法務、AIなどの実務スキルを実務家教員が少人数制教育で提供する。
今回の学位授与式は、オンラインでも対面でも受けられる「ハイフレックス形式」で、学長式辞はビデオ録画で、研究科長祝辞は対面形式で行った。
学位を授与されたのは、企業経営者、外資系会計事務所のコンサルタント、楽器メーカーの海外駐在員、テレビ局の宣伝部員、電機メーカーの金融システム部員、総合出版会社の取締役、私立大学の学術研究支援担当者、製薬会社の弁理士、建設会社の知財戦略室長などのバックグラウンドを持つ社会人ら、イノベーションマネジメント研究科の23人(知的財産マネジメント7人、経営管理16人)。2016(平成28)年に開設された同研究科としては7回目の修了生で、これまでに約700人が修了した。
大澤敏学長は式辞で「コロナ禍でさまざまな制約を受ける中で、修士論文を完結させた皆さんに心から敬意を表したく思う。先生方や学友と議論を重ねた日々の一こま一こまが今思い起こされるのではないか。多くの世代と共感しながら、イノベーションとマネジメントの領域で皆さんの能力が発揮されることを期待する」と話す。