フジテレビは10月25日、霞が関にカフェ&バー「TV Cafe+(ティーヴィー・カフェ・プラス)」(千代田区霞が関3、TEL 03-3581-8881)をオープンした。場所は虎ノ門駅近くの「霞が関コモンゲート」内。
国の都市再生プロジェクトの一環として、旧文化科学省と会計検査院庁舎を中心に「官民」の共同事業として行われた再開発で誕生したのが「霞が関コモンゲート」。昭和初期に建てられた旧文化科学省の建物など「歴史的建物」を保存しつつ進められた。同エリア内は「東館」「西館」「旧文部省庁舎」「アネックス」の4棟のビルで構成され、省庁や民間企業、商業施設が入居している。「TV Cafe+」が入居するのは、虎ノ門駅近くの広場に面した「霞が関コモンゲート アネックス」2階。
同社がメーンターゲットに据えてきたのは「若者」。従来のターゲット層に加え上の世代(30代~)もターゲットに、フレンチレストランとカフェ&バーの2店を出店した。
「TV Cafe+」の面積は約107平方メートル。同フロアにオープンしたフランス料理「LユARCHE(ラルシュ)」とキッチンを共有する。セルフサービススタイルを取り入れ、店内内装は「テレビ局のスタジオコントロール室」をイメージ。店内に、カウンター上部=円形型に12台、メニュー板上部=14台のモニターを配置し、卓上型モニターを置いたテーブルも3卓用意した。そのほか広場側のガラスの壁に132インチのLEDモニターを設け、虎ノ門駅から霞が関コモンゲート方面に向かう歩行者に向けての情報発信も行う。席数は、テラス=32席、店内=36席。
フードメニューは、「若鶏のフリカッセバターライス添え」(780円)、「ポークと白インゲン豆のトマト煮込み」(780円)、「フォアグラマフィンサンド」(1,250円)、「生ハムとルッコラのプチバゲット」(390円)、「鴨のコンフィと砂肝のテリーヌ」(1,200円)、「バスク産生ハム」(800円~)など日替わり含め約30品。ドリンクメニューは「エスプレッソ」(280円)、「フレーバーカフェ」(360円)、「グラスワイン」(450円~)、「グラスシャンパン」(1,200円~)など。
同店の担当者は「来店客の傾向は、昼は女性、夜は男性客も多い。年代は20代後半~50代と幅広く、打ち合わせや仕事帰りに利用しているようだ」と話している。
営業時間は8時~22時30分。日曜・祝日定休。