愛宕(あたご)神社(港区愛宕1)で9月23日・ 24日、例大祭が行われた。
左から、地域おこし協力隊の奥本主計さん、アンドシナジー代表の長谷川大さん、愛宕神社の松岡里枝さん
「出世の石段祭り」として知られる同祭。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、みこしの巡行は中止し、愛宕マルシェ「第一回お国自慢市」を開催した。
同イベントは、「電波の発祥地としても知られる愛宕山から、江戸時代の『参勤交代』になぞらえ、各地の名物・名産を発信しよう」と企画した。運営は「アンドシナジー」(中野区)。
当日は、北海道石狩市厚田・地域おこし協力隊の奥本主計さんらの協力で、「石狩鍋」「ぷりぷりミニイクラ丼」「望来豚のフランクフルト」、地ビール「石狩番屋の麦酒」などのご当地グルメを販売した。
アンドシナジー代表の長谷川大さんは「石狩には『寒塩引(かんしおびき)』という伝統食品があり、江戸時代には幕府へ献上されていたという歴史がある。今後も、各地の自慢の品々を味っていただける機会をつくり、まちの魅力を知ってもらえれば」と話す。同神社の松岡里枝さんは「神社の境内という場を活用して、地域をつなぐ交流の拠点として次につなげたい」と話す。