八戸や青森県の郷土料理を提供してきた新橋の居酒屋「北の台所おんじき」(港区新橋4)が5月22日、虎ノ門(虎ノ門1)に移転オープンした。
「北の台所おんじき」は八戸市の広告代理店・ピュアハウス(青森県八戸市)が運営し、1999(平成11)年5月に八王子店を開店。スタッフも青森県出身が多く占めている。今年2月、2011(平成23)年9月から営業していた新橋店を閉店し虎ノ門に移転。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける中ながら5月22日にランチ営業、6月1日には夜の営業を開始している。
ランチメニューは十割そば(800円)を中心に、バラ焼き丼とのセットメニュー(1,000円)が人気。夜は八戸前沖炙(あぶ)りさば刺し(1,000円)やせんべい汁(1,200円)、つゆ焼きそば、デザートには丸ごと青森りんごシャーベット(650円)など、青森の魅力を食を通して発信している。
店内には新橋店に引き続き、迫力あるねぶたも飾られており、青森の雰囲気を演出。席数は26席で、席同士の間隔を空けたり、仕切り板を立てたり、対面にならないように配置にも気を配って営業している。
飲食運営責任者の佐々木博展さんは「青森の役に立ちたいと思って店を営業している。現在は青森への観光が難しい状況かと思うが、店で青森の楽しさや魅力を伝えていきたい」と話す。
営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=17時~22時。第1・3土曜、日曜定休。